神保町花月「ソビエト」総括

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さて。すっかりどっぷりハマりましたソビエト。感想を纏めようと思って紙に書きなぐってたんですが、台詞ばかりが浮かび気付けば似非脚本みたいになってました(笑)まぁ感想をひとことで言うと「ずっと見ていたい」ですかね。感想としては鉄板ですけど。
以下ネタバレ含みます。
役柄が演者に近いせいか物語に入り込むというより、やたら演技を見てしまってました。台詞が凄く良くて耳に残るんです。楽日には結構覚えちゃうくらい。テンポがいいし演者さんの台詞回しがいい。そして場面転換が台詞によってものすごく自然に行われるっていう。脚本・演出・演技力がうまく集結したからこそだと思います。本当にクオリティ高いお芝居でしたよね。感動!とか胸が痛い!とかじゃないんだけど、いいもん見たなと(笑)演出といえば、6人の配置に惚れ惚れしました。ほぼずっと6人が舞台上に居るわけなので配置って凄く難しいと思うのです。「魔女が連れ去ったのは何人でしたっけ?」「たしか6人」「いち、に、さん、、あーーもう!」って所とか出演者が舞台上で一列になってるんですよー!ここ凄く好き。あと「ところで魔女伝説っていうのは?」って徳井さんが聞く時、いっこ手前の椅子に座り直すところ。ちょっと動いただけなのに、なんか空気変わるんだよなぁ。あと関係ないですが、「余裕ぶっこきますか」って所で「意図的にやらなくても」って皆が一斉に「そうですよね」「普段通りで」ってワって動くところが好きです(伝わるのかこれ・・)
なんかもう好きなシーンを羅列するだけでいいですか!
吉村さん(松本手帳) やはりコスプレっちゃいますねこの人は(笑)軍人から小説家までこなす吉村さんの異次元っぽさ(?)って凄い。いちばんのお気に入り台詞は「私はミステリー作家だ。答えはひとつじゃない」です。いい声すぎる。あとは「芸人とはうまく化けたものだ、この殺人サイコさんよ!」「あの死体と遺産相続で争ったことは?寝台特急出雲で見かけたことは?片平なぎさ船越英一郎に追いかけられたことは?お手上げだ〜」「オレオを3枚」*1「ワイフはオレッチが居ないと何にも出来ないでくのぼうで・・」ああ楽しい台詞がいっぱいだよ!!シーンならやっぱ撃たれるところ。あの倒れ方輝きすぎだろう!!推理シーンも捨てがたい。「が、気付かない」とか。ああーコント作りもいいよね、理解のあるツッコミするんだよ手帳さんは。だ、だめだ好きなシーンあげてたらキリがない。なんだかんだ吉村さんの持つカリスマ?がそのまま活かされたかんじですよね。時々素で笑ってるとことかあって萎えたりもしましたが、楽日が最初から最後まで手帳だったので満足です。

ピク兄(亀井) 「良い声!」はもちろんの事、「たーのーむっ!ハッピーターン!」もかなり好き。「不毛ですね」のタイミングは私の中で毎回見所でしたよ。楽日がいちばん私的に好きタイミングだったなぁ。「お前どうしちゃったの〜?」って何処から声でてるんですか!!人格の変化を遂げた亀井さん。亀井って一見普通のサラリーマンなのにかなりの引っ掻き回しでしたよね。でも憎めない。メガネお似合いでした。「、、戦いましょう」ってメガネ外して言うのずるい。

五明さん(沢村先生) まさに名脇役といっていい「がっかりな人」。「バカみたいに作るんでバカみたいに食べてください」ってこの台詞凄く好きです。というかあの声とトーンで言われると耳に残らざるを得ない。そういえば終始敬語だったのか。あと「わたくしー!?」ね(笑)私の中では名脇役だったんですが、この人が居なかったら助かってないんだよな。恐るべし骨伝導!!恐るべし意地っ張り!連日「じゃ、これの28cmをひとつ」のノリツッコミは「いい音!」と並んで鉄板でした。 「教師がやるのは酒とタバコと○○」って所は毎回アドリブ?23日の「ガーデニング」しか記憶なくて残念。あと最後「何作ってくれるの?」に対して、アップルパイ(19日)チョコ(22日)ニョッキ(23日)バッテラ(24日)とアドリブを。チョイスが洋風です。21日はくるみだったってひかり荘で言ってた気がします。

遠山さん(三木) なにげに台詞多かったような。イライラしたりおそけたり忙しい人だ(笑)「組んでる!」「俺もいれて〜」「俺ぜってぇあいつら許さなねぇ」「あなたがプライドを持って売っていたであろうこのパーマ液!!」ってここの熱演かなり楽しい。あの中腰っぷり!!戻ってきて敬礼したあと皆が軽く手挙げるだけで「立ってやれよっ可哀想だろっ」って徳井さんがいうところ好きだ。あの温度差?それにしても三木警部は優秀なのか優秀じゃないのか・・。あっ!「現時点でいちばん得意なダンス」!途中から皆で「パラパラパーララー」って歌うの本当面白い。っていうか、そこで一人佐久間の顔色伺いながら表情変える徳井さんが素敵すぎるっていう話で。で、その後の「誰を殺すか迷わせ作戦」が大好きです。俺の十八番って・・ダメ警部じゃん!

大さん(宮ノ下・佐久間) いちばん自由だった。でも2役の変わり様ったら素晴しいの一言。全く別人格なのにどっちも大さんぽい役に思えるのも凄いなあ。ちなみに記憶を失くした宮ノ下が自分を勘違いするのがズワイガニ(19日)*2セブンスター(22日)ムール貝(23日)三島由紀夫(24日)。セブンスターが好きだな(笑) 徳井さんと見つめあいながら「ワシの骨で○○して」って所も毎回変わってたのかなぁ?そのあとの「でも○○だと思う」も。「でも子犬は可愛いと思う」しか記憶ない・・。「芸人めんどくせー」って言われるこの掛け合いもいいですよねぇ。

徳井さん(飛島) 徳井さんに関しては今回もう全てがお気に入りといっていい。おそらく徳井さんを見てた時間がいちばん長いです私。だってずっと演技してるから。というかずっと自然だから。不自然な自然っていうのかな。大さんがタライを自ら頭にぶつけるシーンで唯一音に反応してるのとか(しかも全身で)さっきも書いたけど遠山さんのダンスのところで佐久間が笑ってるのをみてから笑顔になるのとか。見てて楽しい。素敵です。「すっかりコント作りに夢中ダゼ!」っていうサイコもいいし(ツッコミの応酬なんてバッキバキすぎる)、後半の怒涛のツッコミも痛快だし。「デンパ!デンパ!」「デミグラスハンバーグセット」「本当の意味での失敗パーマだな!」「どっち?どっち?笑うな。歯見せんな。」あと凄く好きな台詞があったんだけど今思い出せない・・この歯がゆさ。そういえば髪の毛がやけにバサバサしてたのは演出なのかなー。芸人のくせに「ハイバター」(笑)「なに?なに?なに?」って可愛い。 「ボケと○○」のアドリブシーンは、ボケとちょっと見(19日五明さん)ボケとポケ(22日遠山さん)ボケと白竜(23日五明さん)ボケと迷子ツッコミ(24日遠山さん)。21日?がボケとチュッコミ(遠山さん)だったとか?

戦闘シーン(?)での呼名はホワイトジャッカル(ピク兄)ジプシーバッファロー(吉村)ブラックウルフ(五明)セブンティーズマップ(遠山)クッキングパパ(大)。五明さんはその後「巨人兵」「東京タワー」と呼名を変え。楽日では後半どんどん名前が変わってました。これはアドリブだよね。 吉村さんのアドリブはあれか、野次馬!楽日の「転売目的と思います!いい値段付かなかったんだなあ!」で最高に笑った。 ピク兄のアドリブってあったのかなぁ。徳井さんもうーん、、。

結局シーン振り返って「好き」って言っただけになってしまった(唖然)ここまで書くのに結構時間かかったのに・・。 最後にどーしてもわからなかった(というか残念ながら私の頭では理解できなかった)ことをいくつか。なんで「誰も死んでいない」のか?そしてなんで「よかったしんちゃんじゃない。しんちゃん坊主だもん」って大さんめっちゃ坊主じゃん?その前に全身タイツじゃん?うーん。それとタイトル「ソビエト」。なぜ「ソビエト」なのか明確な答えを発見することが出来ませんでした・・残念だ。
さてとー。自己満的に思う存分語った(まだ足りない気もするが)のであとはファンダンゴの放送を楽しみにしていようっと。あ、ここ間違ってるよーとか、20日・21日のここはこうだったよーとかご指摘・情報お待ちしてます。お気軽に拍手からでも。もちろんメールでも。

*1:初日はサンドウィッチじゃなかった?

*2:・・エビかも?